第45話 霊子と......
「それじゃ、リヒト様 頑張って下さいね!」
「頑張って下さい!」
アリスとメリッサはニヤニヤしながら、別部屋に去っていった。
いつもと違いもう一部屋別に部屋を借りたのだから宿屋の親父さんにもなんとなくこちらがどんな夜を過ごすのか知られてしまった気がする。。
多分これがRPGなら「昨晩はお楽しみでしたね」とか明日言われるな。
これから、俺は霊子とする。
この状態でやらない訳が無い。
「それでは、宜しくお願いしますね! リヒト様」
霊子を見つめると......
長い黒髪の姫カットに大きく綺麗な瞳。
整った顔立ち。
透き通るような白い肌にスレンダーな体。
それでいてちゃんと出る所はでている。
親父の世代のアイドル、女子大生みたいな美女だ。
折角だから、昔親父から教わったマナーにあわせてやってみる事に決めた。
昭和から転移してきたって言っていたから、それが良いだろう。
「ああっ、それじゃ早速シャワー浴びてくる」
「はい……お待ちしています」
シャワー室に行き蛇口を開く。
ジャァ―ジャァ―と心地よい温水を浴びる。
女性より先にシャワーを浴びる。
これが、男のマナーだ。
手早く、それでいて清潔に体を洗いおえる。
決して女の子を待たせてはいけない。
「ふぅ~シャワー浴び終ったよ!」
「はい、それじゃ私もシャワー浴びてきますね」
そう言うと今度は霊子がシャワーを浴びにいった。
女の子がシャワーを浴びている間に男は準備しておかなくてはいけない。
少し暗い位に照明を落とし、枕元には水差し。
あとは、まぁこの世界にゴムは無いからこんな物か紙の束も手の届く所に置いておく。
俺は腰に巻いていたタオルをとり、ベッドに入り下半身に毛布を掛けた。
こんな感じだよな……
霊子が出て来るまでドキドキしながら待った。
「お待たせ!」
やはりこのやり方で正解だったみたいだ。
バスタオルを巻いた霊子がこちらの方に歩んできた。
毛布に潜り込んできた霊子に俺は……
「愛しているよ……霊子、うんぐっ」
「ううん!?」
愛を囁きながら唇を奪い舌を潜り込ませる。
それと同時に霊子が巻いていたタオルを掴み優しく取りさった。
すると、霊子の形の良い胸が露わになった。
やや暗がりのこの部屋で見ても霊子のスタイルの良さが良く解る。
優しく胸を揉むと……柔らかく少し冷たい、何とも言えない良い感触が伝わってきた。
「うんぐっ、あっあっリヒト様ぁ~」
口を離し霊子は軽く俺の耳を噛むと、なんとも悩ましい声で喘ぎ始めた。
俺は自分の頭をしたにずらし、霊子の胸を口で暫く味わうとそのまま下に降りていき、霊子の股間に口をつけた。
「りっリヒト様、そこは……そこは汚いから」
「気にしないで良いから、霊子に汚い所なんて無いから」
「あっあっ……あっ嬉しい……あっそんな」
だが、俺がリードしていたのは此処まで
その後は……火がついた霊子には敵わず。
成すがままにされてしまった。
◆◆◆
気がつくと、もう明け方になっていた。
もう少ししたら多分明るくなってくる。
霊子はと言うと俺の胸の中で満足そうに寝ている。
霊子の体は死人憑きだから冷たい。
その冷たさが火照った体には気持ちが良い。
火がついた霊子は凄かった。
最早それしか言えない。
流石は元遊女……ありとあらゆる方法で刺激してくるし『肌寂しい』その気持ちが本当のようで、霊子はずうっと離してくれなかった。
今も横に寝ながら霊子の手は無意識に俺のパンツのなかをまさぐっている。
まだ、起きるのには早い。
このまま、もう少し寝るか……
何ともこの冷たい感触が今の時期は心地よい。
そのまま寝ていると暫くしてアリスとメリッサが部屋に突入してきた。
「朝ですよぉーー! お楽しみの時間はおしまいです!」
「そうですわ! お時間です!
「えっまだ、早いですよ…….」
霊子が寝ぼけ眼で抗議をしようとしたが、アリスとメリッサに強引に引きはがされ霊子は連れて行かれていった。
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