不思議な恋愛
クークラ
第1話・贈り物
いつからだっただろうか…数える気も起きないぐらい前の話…
私は周りからこいつなら大丈夫だろうから良いだろうと暴言や非人道的な言葉、ヘイトなんかを集めていた
時にはガチャを引いたとき、時にはゲームで、挨拶した時に無視…なんて事もあった
まぁそんな話はどうでも良い…そんなもの言わせておけば良いのだ……と思っていて私の見ている世界は「灰色」だった…
そこには色も無く感情も無いただひたすら「あぁ…何か言っているな」「こいつら何喚いてんだ?」ぐらいにしか感じていなかった
そんな時にオフ会の知らせがあった…せっかくなので行ってみようか…東京も高校生の時に行ったっきりだしな…と正直あまり乗り気では無かったが書いたように「せっかくなので」と自分に言い聞かせて東京オフ会に向かった…
誘ってくれたのは有難いがオフ会なんざ行った事なんて無いしオフ会…うん!知らん!
…となった私はとりあえず「お土産」を買うことにした、仙台…お土産…時間が経っても食べれる物…
牛タン味噌ぐらいしか思いつかなかった…
なのでそれを人数分買って現地に向かいオフ会スマブラをしようとした時に渡した
この時名前は出せないが1人の女の子を狙っている人を知ってしまったのだ…
私はとても悲しかった…何故って?このオフ会合流した時に一目惚れした人だったからその人を狙っているのか…しかもそんなに露骨に…
その子は合流した時に「あっこの子だ」と直感でこの子しかいないと本能がそう言っていたし、私を「この灰色の世界」から救い出してくれた子でもあったつまり大恩人…でもこの子には彼氏がいた…
私は諦めざるを得なかった…
当時私はかなり困惑していたと思う…この感じた直感を…守りたい、支えていきたい!となったこの気持ちを…
私はその時負けるな…と言う贈り物を貰った気がした…
不思議な恋愛 クークラ @Kukra
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。不思議な恋愛の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます