【男性向けシチュボ】裏社会の後輩に騙されて、同僚の命を盾に人生全てを屈服させられる【フリー台本】

真己

「裏社会の後輩に騙されて、同僚の命を盾に人生全てを屈服させられる」

注意事項

・後輩ちゃんは、後輩くんに変更可。

・裏社会の設定のため、倫理観に欠ける部分があります。



【本編】

あっ、おはようございまーす、先輩♡


今日も、外はとっても良い天気です。白い雲があおーい空に浮かんでいて、そよ風がふんわり吹いてて、素敵な気候ですよ。


この地下牢じゃ、うららかな日差しも感じられないので残念ですよねー。


うんうん、先輩の目が死んでいないようで何よりです。その目、だぁいすきなんですよ。


この薄汚れた牢獄で、先輩のお目々だけがキラキラして、宝石みたいですよね。


くりぬいて、指輪にして飾りたいぐらいですぅ。そしたら、ずっーと一緒にいられますもん。


お日様に照らされた先輩の瞳、陽に透けて、きれいな色の影を出すんでしょうね。ふふっ。


あ、ついつい本題を忘れちゃいました。後輩ちゃんったら、うっかり。


はい、先輩、朝ご飯をもってきました!


焼きたてのパンに、イチゴジャムをたーっぷりつけてますから、あーんしてあげますね♡


食わず嫌いはダメですよ。食べないと元気が出ませんから。


後輩ちゃん、先輩がぐったりしてるのは見たくないですもん。


あー、はいはい。ごめんなさい、口輪を外してあげないと、食べるものも食べられませんか。


んー、えっと、よしよし、かちっ、はい、外れました。


あらためて、先輩、おはようございます。貴方の無実を信じてる後輩ちゃんの登場ですよ。


先輩がここに収監されてから、どれぐらい経ちましたっけ?


三日、五日、一週間? 指折り数えて、両手も足りなくなっちゃったあたりで、カウントを諦めちゃいました。


髪の毛も雑に伸びちゃって……カッコイイお顔が残念なことに……いえいえ!


後輩ちゃんにとっては、どんな時でも、一番の先輩ですよ♡


髪の毛がズタズタでも、頬がこけても、唇がカサカサでも、だぁいすきな先輩ですから。


じゃあ、はぁい、パンをちぎってあげますね。一口サイズにしてあげる後輩ちゃん、ほんと優秀。


あっ、言い忘れてましたけど、舌を噛むとかしないでくださいよ?

先輩が死んじゃうのは、私、とーっても苦しいし、悲しいですし……先輩を死なせちゃったら、管理不行き届きで、私も殺されちゃいますからね。


連帯責任ってやつですね。裏社会って、ほんと怖いところです。こんなに組織に尽くしてきたのに、いざとなったら簡単にぽいっ、です。


ふえーん、えーん、悲しいですね。


まっ、大丈夫です、私、信じてますから! 先輩は、組織に反することなんてしてませんもんね!


だから、後輩ちゃんは必死に、先輩が無実の証拠を集めていますから。


い、今のところ、成果はかんばしくないですけど……、無実の証拠は何も得られてませんし、その逆の結果ばっかり、手にしてますけど……!


まったく、どこの誰か捏造したんですかね! そいつを見つけたらとっ捕まえて、「捏造です」って宣言させたあと、殺してやります。


えへへ、だから安心してくださいね。先輩の後輩ちゃんは、とっても頼りになるんです!


だから、はい、先輩は鎖で繋がれて窮屈だと思うんですが、大船に乗っててください。


後輩ちゃんが持ってくるご飯を食べて、後輩ちゃんのことを信じていてくれたらいいんですよ。


はぁい、あーん、ですぅ。モグモグしてくださぁい。


ぁ、……ジャムが垂れちゃって……、真っ赤なジャムが、唇から垂れちゃって…。


……私、イチゴって好きなんです。甘くて、美味しくて、……血みたいに真っ赤で。


…………ぺろっ。


やっぱり、おいしぃ。


えへへ、先輩の唇が美味しそうで、つい舐めちゃいました。ちゅ。


ふふ、あまぁい。


ほら、もっと食べてくださいね。大きなお口を開いて、私の指ごと食べてくれていいんですよ。


……私のお世話なしじゃ生きられない先輩も素敵ですけど、一緒に仕事できないのは寂しいですもん。


え、この包帯ですか? あー……、まったく、先輩ったら目敏いですねえ。そんなに後輩ちゃんのこと、見てるんですねえ。


…………ええ、ちょっと怪我しちゃいました、てへへ。大丈夫です、これはすぐ治りますから!


「コレは……?」、あ、ダメですね、後輩ちゃん、今日はちょっと迂闊です、疲れてるのかも知れません。


でも、でもでも、この暗闇のなかで、先輩は頑張ってます。だから、私も、ボス達に何をされても耐えられます!


だって、先輩は、私の先輩なんですもん。だから、守ります。ツラいことも、一緒に頑張りましょ。


「……もう止めてくれ?」、「そんな思いしなくていい?」、ですか?


なんで、そんなこと言うんですか、先輩……!


いえ、いえ、そうですよね、ずっとこんなところに閉じ込められていたら、弱気にもなっちゃいますよね。


後輩ちゃんはまだやれるので、先輩は、ね? ここで待っててください。ボス達を説得して、ここから連れ出してみせます。


どれだけ傷を負っても、血を流しても、先輩の味方です。


「――自分は裏切り者だから、もう庇わないでくれ!」、……ですか?


裏切り者……? 先輩が、組織を、裏切ってた……? ……警察の、潜入調査官……?


ボスの悪事を明らかにするために近付いて、逮捕するための準備も、整えてた……。


そんな、そんな、こと………………ッ。


――知ってましたよ、せんぱーい♡


ふふっ、そのかお、とーっても、かわぁいい♡ 剥製にして、飾りたいぐらいです♡♡


あー、もう、何を言われてるかわからないって顔ですね。後輩ちゃんは優秀なので、ちゃんと説明してあげますよ。


だーから、先輩がスパイ、警察官だって知ってました。


えへへ、はい、知ってて黙ってたんですよ。驚きました?


ボスから私に任された任務は、「先輩の監視」と「先輩から情報を抜き取ること」なんです。


だから、これで後輩ちゃんのお仕事は達成されました。


いやぁ、先輩が優しい人で、ほんとよかったです。


後ほど、その証拠ってものは破棄させてもらいますねー。これで安心ですです。


あぁ、そんな絶望しきった顔しちゃって……拷問されても悲鳴をあげなかった大の大人が、後輩ちゃんの言葉にはそんな傷付くんですねー。


なんだか、愛の告白より嬉しいですぅ。


さぁって、もう尋問タイムは終わりです。


ボス達も、先輩に興味を無くすでしょうね。警察への対応に追われるでしょうから。


ここまで犬を食い込ませるとは、秩序の統治機関としての面子を賭けての対策だったんですかねぇ。


私には関係ないので、どうでもいいですが。


きっと警察は先輩のことを切り捨てるでしょうね。そして、組織も先輩のことを殺すでしょう。


困りましたねぇ、先輩の命は風前の灯火です。


でも、ここで、なんとー! 朗報です。


先輩が、私のものになってくれるなら助けてあげます!


ボスとお話したんですよねー。先輩に自白させて、なおかつとある任務をこなせば、先輩を自由にしていいっていう約束です。


ここまで、先輩の理解は追い付いてますかー?


って……ッ、ん……ッ、もっ、いったぁい……!


迷わず舌噛もうとするなんて……ダメじゃないですか、私の指をねじ込むのが間に合わなかったら、死んじゃってましたよ。


後輩ちゃんの繊細な指先が裂けて、血が出ちゃいました。


はい、舐めてください。先輩のせいの怪我ですよ。ペロペロしてくださいねぇ。


ああ、抵抗します? 別に良いですよぉ。でも、もし先輩が死んじゃうなら、――同僚さん、殺しますね。


ああ、また顔色が変わりましたねぇ。


先輩のことを助け出そうと、警察官が何人か、この辺りを見張ってるんですよね。


先輩が後輩ちゃんのことを見捨てて、楽になることを選ぶって言うなら、後輩ちゃん悲しくて、悲しくて、悲しくて……八つ当たりに皆殺ししちゃいますー!


ね? 仕方がないでしょ? だって、それぐらい先輩のことがだぁいすきなんです。


さて、選んでください。


警察官としてのプライドを選んで、同僚達に死を贈るか、このまま私の先輩として、一緒に人殺しをするのか。


鎖に捕らわれた先輩が選べるのはどちらかだけ。


どちらを選んでも、後輩ちゃんは大好きな先輩の選択をそんちょーします。


ただ、選択がもたらす結果がどうなるかは、忘れないでくださいね。


…………ふっ、ふふ……♡


はぁい、きれいに舐められて、いい子♡


私に服従して、幸せに暮らしてくださぁい、せんぱぁい。




◆クレジット例

真己

「【男性向けシチュボ】裏社会の後輩に騙されて、同僚の命を盾に人生全てを屈服させられる【フリー台本】」

pixiv:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23097896


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