第22話

「どうしたの?

なにか気になるものがあった?」


「これ…巫女一族ってなに?」



ページを真緒に見せる。


「あー…この一族ねー。

有名な日本最後の巫女一族みたいで、テレビでバンバン出てるよ。

何でも、大物政治家専属の占い顧問だったり、お祓いしたり。

まあ、私はあまり信じてないけど!」


「詳しく調べられるかな?」


「ネットで出て来ると思う。」


真緒はスマホで巫女一族について調べる。


「出たよ!」



【日本最後の巫女一族をチェック!

今、テレビで引っ張りだこの巫女の亜衣様の家系を深堀り。

神秘的な存在の彼らに突撃取材をしてきました。

彼らは1000年続く巫女一族。伝統と格式高い彼らに会うのは難しい。

なんせ、マネーがいる。

しかし、彼らの能力は本物だと噂だ。

占いは100%当たる。未来予知もお手の物。

そして、悪い魔を払うこともできる。

除霊も彼らにお任せ。

しかし、彼らの所在地は秘密。

知りたかったらここまでお電話で。

お金を用意しておいてね♫】



「怪しさ満点だけど、なにかわかった?」


「うーん…この巫女一族が気になるな…。

奇跡の血に繋がりそうな気がする。」



「えー!巫女とどんな繋がりが…?」


「感だけど…。」


「電話してみようか?」


「うん。」


「でも、お金がかかるって…。」


「お金は俺がなんとかする。」


「そ…そう?」


真緒は怪しい番号に電話してみることにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る