第18話

怪しい男、来栖慶との出会いが私をまた、非日常へと誘っていくのを知らなかった。



「変な人だったな…。」


来栖の姿が見えなくなり、ホッと胸をなでおろす。


「早く書店に行かないと、閉まっちゃう!!」


書店が19:00迄だったのを思い出し、真緒はバタバタと急ぐ。



まあまあ大きな書店に入ると、芸能雑誌、経済雑誌などを手に取る。


「本はー…日本の観光名所の本なんか役に立つかな?

何冊か買おう!」


5冊ほどレジに持っていき、購入する。


「ありがとうございましたー。」


店員の声を後ろに、真緒は帰路につく。



駅に乗り、電車に揺られる。


今日は一日バタバタした日だったなー。


帰ってゆっくりしたい。


うつらうつらしながら、目的地まで到着を待つ。



「ーーーーー駅。」


アナウンスが入り、真緒は電車を降りる。


駅の改札口を出て、自宅を目指す。


さあ、吸血鬼がお待ちかねだ。

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