第60話

「莉蘭、力抜いてね」


「うん」


続けて、莉蘭をゆっくり丁寧に押し倒した。


本当に初めてするのか疑問に感じるほど、凉太は紳士的だった。



「莉蘭、好きだよ」


愛を囁やきながら、凉太は唇にキスをした。


そして、体中にゆっくりとキスの雨を降らせていく。


触れられたところが徐々に熱を帯びていき、莉蘭は身体をよじらせた。


「凉ちゃん…きもちいいよ…」


「そう、良かった」


凉太は嬉しそうに笑った。



「じゃあ、これはどうかな?

上手く出来るかわからないけど…」


「え?

なに……キャッ!!?」


膣に熱い感触を感じた。


凉太の大きくて長い舌が膣をゆっくりと舐めあげる。


ゾクゾクと身体が身震いしてしまう。



(うううあああ!!?

凉ちゃん、初めてなのに、することがハイレベルなんだけど!?)


「んっ…ど、うかな?」


凉太は熱い息を吐きながら喋る。


「ああ、ん、気持ちいいよ…」


「そ、っか…うん」


莉蘭の反応を見て安心したのか、ますます大胆に舌を動かし、突起した部分を愛撫する。


「アアッ、凉ちゃん、ソコはダメェ!」


逃げるように身体を動かす。


「クク、莉蘭、かわいい」


笑いながら突起した部分を口で吸った。


「ふう、んんッ!」


ビリッと電流が走る。


「ふーん…ちゅうっ」


凉太はしつこく攻める。


莉蘭は頭をふるふるとして、堪らえようとするが…


「んんん、あああ、ダメダメ、イクッ!」


無理だった。


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