第54話

「莉蘭?」


「お待たせ致しましたー、和風スパゲッティーとパンケーキとコーヒー2つです」


頼んだ品が並べられた。



「さっ、食べようか」


なんとなく変な空気になったのを変えるためか、凉太は食べ始める。


「ー……ぅん」


パンケーキにナイフを入れた。







2人とも無言で食べた。



しばらくして、食べ終わり、コーヒーを飲んでいると、凉太はティーカップを置いた。


「莉蘭…この後なんだけど…」



「ん?」


珍しく前置きをして来た。



「そのさ…どうする?」


「そうだね。

やる事もないし、今日はもう帰る?」


「あ、そのさ…」


凉太は照れくさそうに頭を掻く。

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