第33話
「……あー、ケイさんの家って久しぶりですねー!」
「そうだね、久しぶりの女子会だよね!」
「早く語り合いたいわねぇ」
「明日は休みだし、深夜まで語り合いましょうね」
「楽しみだわぁ」
でかい声で会話を続けていく。
30分経った頃
莉蘭が後ろを振り返ると、怪しい人物がついて来ていた。
「…ケイさんの言った通り、ついて来ますね…」
「そうでしょう?
あの人、なんなのかしら?」
「ストーカーと言った方がしっくりくるね。
ケイさんはあの人に心当たりは?」
「そうねぇー…
ないと言ったらないけど…」
「ケイさんを狙うなんて許せない!」
「まぁ、人を怖がらせるのは良くないよね。
付け狙うとか最悪パターン」
「もうすぐで、家に着いちゃうわ…」
「このままだと、家がバレてしまいます…
いっその事、なんのようか聞いてみます?」
莉蘭の大胆な発言に、ケイはギョッとする。
「莉蘭、危険よ!
もし、貴方に何かあったら、アタシ…」
「あいつの狙いはケイさんです。
私ではないし…それに、同じ女性だから」
「だからって、安全とは限らないじゃない」
「莉蘭ひとりじゃなく、私も行きます。
ケイさんはスマホで“110”を押して待機していてください。
何かあったら,それで助けを呼んで貰っていいですか?」
眞帆は冷静に言う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます