第24話

(相談しなくても、ケイさんには私に何があったかなんてお見通しみたい…

でも、凉ちゃんとの性の悩みなんて言えない…

ケイさんごめんなさい!

今は,ケイさんの優しい気持ちに甘えます。)


「はむ……ぅんっ⁉︎

お、美味しいっ‼︎」


濃厚だけど、ラム酒が効いててほろ苦さにアクセントがついてる!

CafeCoCoにはないスイーツ‼︎


「アタシの店にはないタイプのスイーツでしょう?

莉蘭をここに絶対に連れて来たかったのよ‼︎」

「ケイさん、本当に有難うございます」


莉蘭は笑顔でペロリとティラミスを平らげた。


「さっ、これも食べて!

桃のシロップ漬けデラックスパフェよ」

「わぁ!美味しそう!」


パクパクと莉蘭の胃袋にスイーツが入っていく。


「あーあ、女は落ち込んだ時は甘いものに限るわよねぇ」


ケイは顎に手をつき、莉蘭の顔を見ながら…


「ねぇ莉蘭、アンタが何に悩んでいるのかわからないけど…

アタシはアンタの味方だからね」

「ケイさん…

今日のことは忘れません。

わたし、頑張ります!」

「うん、頑張ってね♪」


(ケイさんは遠くからでも見守ってくれる。

応援してくれている…頑張ろう!)

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