第11話

「凉ちゃん、お待たせぇ♪

……えっ⁉︎」


セクシーな声で誘惑したつもりが、声が上ずった。


(えっ⁉︎

ちょっと、どういうこと?

凉ちゃん、普通にベットで寝てるんだけど⁈)



莉蘭は呆気にとられる。


「…ここに来て、何もしないなんて、あり得ない…」


莉蘭はそっとベットに潜り込む。




(ここに触れたら、きっと、凉ちゃんだって、その気になって、オオカミになるよね?)



莉蘭はゆっくりと、凉太のズボンに触れる。


そして、男性の一番敏感な部分へ手を触れた。


「触っちゃった…

えーっと…たしか、前に見た大人向けビデオではこうしてたよね?」


恐る恐る触れて…いくと…

布の擦れる音が部屋に響く。



「ー…んっ?」


異変に気づいた凉太は覚醒する


莉蘭の手が、己の下半身部分を触っていた。


「えっ⁉︎

えっ、ぇえっ‼︎⁉︎

ちょっと、莉蘭、何してるの‼︎」


凉太は焦りの声を出す。

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