第10話
場所は変わり…
莉蘭と凉太は建物の前で立ち尽くしていた。
「莉蘭、此処は?」
「何って、休憩するところだよ」
「休憩なら、自分の部屋でー」
「凉ちゃん、酔ったんでしょ?
ここで、ゆっくりしていこ?」
甘えた声で凉太に言うと、凉太は困った様に笑った。
「休憩…するだけなら…
うん、いいよ」
「うん!
入ろ!」
やった!
入ってしまったら最後、
絶対にその気になるはずだわ!
今日、私たちは一つになります!
莉蘭は手を引っ張り、凉太を中に引き連れた。
部屋に入り…
莉蘭はワクワクを隠しきれないでいたが、凉太の顔は強張っていた。
「凉ちゃん、先にシャワー浴びて来ても…いいかなぁ?」
腕に絡みつきながら言う。
「ぁっ、うん、良いよ。
お先にどうぞ」
「なら、先に入るね♪」
莉蘭は先にシャワーを浴びることにした。
よし、身を清めて…
やだぁ!
ムダ毛が!
慌てて処理をして…
体を念入りに洗う
体を拭き、バスタオルを体に巻く
セクシーに見えるように髪の毛を束ねて…
準備おっけい!
いつでもいいわよー
さあ!
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