第13話

先程の聖城とのやり取りに乙葉は浮かれていた。


「なんか、気合い入るな…。」


「はぁ?何の気合いだよ?」


おかしな事を言う乙葉に、翔太は顔をしかめる


「翔太には秘密!

さっ、午後からの授業頑張ろ!」


乙葉は笑顔で翔太の肩を叩いた。


「おっ、おう。」


翔太は照れくさそうに笑った。


教室に戻ると、クラスの生徒はチラホラと着席している。


乙葉達も、着席した。


こうして、いつもと変わらない時間が過ぎていく…


少し変わったのは、聖城さんの姿を校内で見ることができたことだ。


少しずつ、私の日常に変化が現れ始める…

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