第56話
校長は再びマイクに向かう。
「2人とも、この学園に相応しい生徒会長になりそうだ…
しかし、泣いても笑っても全て、今!!
この時に決まる!!!!」
校長は高ぶってツバを飛ばしながらマイクに近付く。
「さあ、最後の票数を発表しよう!!!」
緊張が走るー
「最後の票は教師の票だが…なんと、それ以外に未投票の生徒の分があった!」
校長の発表に生徒たちは歓声の声を上げる。
「その数5票!!!
全て、宝来充君に入った!!」
「「ゥオオオオー!」」
生徒の声が体育館に響く。
その時、ガラガラっと体育館の扉が開く!
「宝来くん、頑張ってー」
「充くーん、応援しにちゃんと学園に来たよぉ♡」
「ボンボン、頑張れよ”ぉ!!」
「あいつら…」
本当に充を応援しに不登校者達が応援に駆け付けた。
これは…勝ったも同然か
充は勝利を確信する。
チラリと北條流星の顔を見れば…
表情は曇っていた。
ククク…北條流星、残念だったな…
「では、最後の票数を発表する。」
その時、北條流星はニヤリと怪しく笑う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます