第57話
「教師の票は…
宝来充 君…10票!!!
北條流星君…15票!!!」
「ま、また、ど、同列!!?」
生徒たちから困惑の声が聞こえる。
「…っ!!」
また同列だと!?
しかも、教師の票が俺より5票も多いだと!?
一週間前に転校して来たひょっと出の奴に…この俺が5票も取られた!!?
充の表情は険しくなっていく。
北條流星は不敵な笑みを充に見せる。
「そして、最後に私の票だが…」
残るは校長の票だ!
勿論、この学園にたんまりと寄付金を出している宝来充に投票するに決まっている…
「私は、北條流星君に投票する!」
校長は言い切った!
「は………?」
充はまさかの発表に頭が真っ白になりそうになる。
隣りにいる、やつの顔を見れば、キラキラスマイルで微笑んでいた。
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