第20話


ー金曜日ー



新宿駅で待ち合わせる。


「設楽さん、こっち!」


須藤はバッチリとオシャレをしていた。

こころなしか、化粧も派手だ。


「ちょ…えっ?

いつもの清楚な須藤さんはどこに?」


「あははー、設楽さん、担当に会うんだから、オシャレするに決まってるでしょ?」


「でも、彼氏と会う時は清楚目だよね?」


「担当が、こういう露出度が多めなミニワンピが好きなんだ!」


「へっ、へぇ!」


ななみは挙動不審に須藤を見る。

隣を歩くの大丈夫かな?


ななみはいつもと変わらず、フワッとした地味めのロングワンピースを着ていた。


服装も地味だし、化粧も薄化粧で来ちゃった!


「じゃあ、ホストクラブに行こう⭐︎」


歩いて向かう


今度は連れもいるから安心して歩ける。


そして、須藤が通っているホストクラブがある場所に来た。





「ここの4階にある、リースって所だよ。」


須藤は看板を指差す。


「へぇ!」


ななみは看板に目をやる



……ん?



5階 バリアス




はっ?



えっ?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る