第14話
健太の顔が近いよ!
ななみは必然的に、健太の顔を見てしまう。
色白の肌に、綺麗な二重
それに、まつ毛も長くて、鼻も高いし…
唇も綺麗な形だな。
健太って、こんなに整った顔立ちしてたんだ!
昔は前髪が目の下まできてたから、顔が見えなかったんだよなぁ…。
ななみはじっと健太を見つめる。
「ななみちゃん、俺の顔がどうかした?」
ケントはななみと目線を合わせる。
「あっ、ごめ!
なんか、あれ?私、どうしたのかな⁉︎」
顔を逸らし、ハハッと顔を手でパタパタと仰ぐ。
「そっか。
ななみちゃん、緊張してる?」
「はっ?まさか!
何で健太に緊張しないといけないの⁉︎
幼馴染みだよ!」
「ふーん…幼馴染ね…。」
ななみの発言に、健太は眉を顰める。
そして、足を組み、ななみの後ろに手を回す。
「…っ!」
洗練された動きに、ななみは目が釘付けになる。
何で、いちいち行動がカッコいいの…
なんか、健太じゃない…
昔から見慣れてる筈なのに、なんで⁉︎
しっかりするのよ、ななみ!
頭をフルフルとし、気を取り直す。
本来の目的を遂行する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます