第65話
「…えりさん、今日はさ、何もかも忘れて、買い物してよ。
俺、何時間でも付き合うから。」
えりの切なそうな表情を見て、光なりの励まし方で言った。
「光、ありがとう。」
えりは微笑する。
「うん…えりさんの支えになりたいって言ったよね?
俺に甘えていいから。」
「じゃあ、付き合ってもらおうかな。」
ベンツは、都内のデパートに来た
車は緩やかに地下駐車場へと停まった。
気づいた事があるが、光の運転は揺れもなく、かなり上手い。
「光、運転お疲れ様。
光って、運転かなり上手だよね!」
「それって褒めてる?」
「うん!」
「ありがとう。」
光は照れながら言った。
「さっ、光、行こう!」
えりは急かすように歩いていく
「えりさん、早っ!」
もう見えなくなっているえりを慌てて追いかけた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます