第29話
真広に連れられて、とあるアパレルショップの前に来た
「真広さん、ここは…?」
「まあ、いいから…」
真広はお店の中に入っていく
追いかけるようにえりも中に入る
お店の中は高そうな服やアクセサリー、バックや靴が並んでいた。
えりが店内を見渡していると、真広は奥にいた定員らしき女と話していた。
「遅い、結城!!」
「ごめん。」
「もう、帰ろうかと思ったわ!」
「そんな事言うなよ。」
真広は女の頭を撫でる
「…もう…結城の頼みだから、時間を割いて付き合ってあげているのよ?」
「ありがとう、千佳。」
千佳と呼ばれた女は真広の腕に絡みつく
そこの空間だけ甘ったるい雰囲気が出ていた
「あ…あの人が千佳さん…」
真広さんの彼女…
綺麗…モデルみたい。
外国人のようなエキゾチックな顔立ちをしており、金色の髪が美しく輝いていた
輪堂さんの言葉通り、あんな人が真広さんのタイプ…
私と全然タイプが違う
美男美女という言葉がしっくりくる
ズキッと心が痛む
あれ…私なんでこんな事考えているんだろう…
真広さんの彼女が誰であろうと私には関係ない話
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます