第26話

えりの表情を見て、真広は企みの表情を浮かべる


「仕方ないから、教えてあげる」


真広はえりの隣に座る


「真広さん?」


「目を瞑って」


「はい」


言われた通りにえりは目を瞑った


次の瞬間、真広の唇が優しく触れた



あ…今日はなんか違う…


まるで恋人同士のキスみたい…


角度を変えながら真広はえりにキスをする


部屋にリップ音が響く


その音を聞いていると何となく悶々としてくるのを感じる


焦らされている?


えりはそんな事を考えていた


「考え事してる?」


「ん…そんなつもりは…」


「えりは随分と余裕みたいだね」


「余裕なんて…」


ないと言おうとした瞬間、遮られるように真広の舌が入ってくる


じゅるじゅると更に厭らしい音が響く



この感じ…ダメっ!


感じちゃう!


下半身に熱を帯びてくる。


そんなえりの様子を感じ取ったのか、真広の手はえりの顔からいき、体の曲線をなぞっていく


薄い服の布地から、真広の熱の篭もった指の感触を嫌というほど感じてしまう


真広の指はえりの下着を焦らすように触る



「んんっ!!」


えりは逃げるように腰を浮かすが…


させまいと、真広に手で頭を固定され、先程よりもモット深いキスをされてしまう


「んーっ!!」


そして、真広の指が、えりの下着をずらし、下半身に触れた

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