第4話
「おねーさん、キャバクラに興味ある感じ?」
ニヤニヤと男は笑う。
「あ…、まあ…はい。」
男はえりの身体を上から下まで舐め回すように見る
「お金稼ぎたいの?」
「はい。」
「なんでなの?」
男はえりとの距離をぐっと縮める
「会社を首になって、生活できないから…」
「あー、今、不況だもんね。
キャバクラよりいい仕事あるよ。
おねーさん可愛いから、1時間1万は稼げるかも!」
「1時間1万円!?」
男の言葉にえりはびっくりする
1時間1万円の仕事ってなんだろう?
「どんな仕事なんですか?」
「うーん…まあ、俺についてきたら分かるよ♪」
「はい!」
藁にもすがる思いで男に着いて行く。
表通りから少し離れたところに案内された。
【ヘブンゲート】と書かれた看板の前に来た
訳が天国の門?
ピンクのライト?
ああーん!!!っと艶めいたでかい声が聞こえる
「さあ、中に入って面接だよ!俺が身体の隅々まで調べてあげる!」
男は興奮した様子でえりに迫る
判断力を失っていたえりは男の言葉に疑いもなく従う。
「はい。」
えりは男の後を追おうとしたその時
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます