第3話

彷徨い果てていつの間にか知らない街へと来ていた



あれ…ここはどこだろ…


お腹が空いているせいか、まともな判断力を失っていた




キラキラとネオンが光る街


歌舞伎町ー


欲望渦巻く人間のやり取りが行われていた


「お兄さん、飲むなら一時間3000円だよ!」


キャッチらしき男がサラリーマンの男に話しかけていたりしていた


「すごい活気があるな…」


ふと、えりの目に看板が飛び込んできた


 【1時間2000円保証 キャバクラ ドリーム】


「2000円!?」


2000円なら、頑張ったら生活できるかな…


看板の前で立ち尽くしていると、黒服の怪しい男がえりの肩を叩いた

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