第17話

突然後ろから聞こえた声に、身体がビクッと反応した。



「恭司・・・!?どうしたの、こんな時間に・・・」



アパートの階段の下に、眉間に皺を寄せた、スーツ姿の恭司が立っていた。



「メールしたけど?今から行くからって。


ーーーもしかして俺、お邪魔だった?」



「え・・・・・・?」



なに、言ってるの?

それってどういう意味・・・?



ワケがわからず突っ立っていた私に恭司がスッと目の前に手のひらを差し出した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る