第5話

お母さんへ


雪菜だよー、久しぶり! 今は東京で、チームメイトと一緒に練習頑張っているよ。

私を含めて3人グループなんだけど、2人ともいい子で本当に毎日が楽しい!

なんの曲歌うかとかはヒミツだけど…まあとにかく頑張るから!めざせAクラス!


雪菜より


「ふう…」 雪菜はペンを机に置いた。


「雪菜ー、何してたの?」


「あ、菜月、お母さんに手紙書いてたんだ〜」


「いいじゃん!雪菜は家族思いだねぇ」



2週間ほど一緒に練習するなかで、2人の性格がだんだん分かってきた。


美桜は優しくて、心にゆっくり寄り添ってくれる。でも見た目とのギャップでラップがうまい!ダンスも上手くて、ラインが綺麗!ラップポジション。


菜月はバリ陽キャで、場を和ませてくれる。基本的になんでもできて、Moonlightのリーダー。スタイルもよくて可愛くて欠点なし!一応ボーカルポジション。


え、私? 私は全部未経験だからあまりできないけど、 まーでも頑張ってるよ!笑 一応ダンスポジション。



そして、ついに明日。 当日。 レベル分けテストが行われる日。 他の参加者の子とも対面するし、 あー、本当に楽しみだなあ


緊張もあるけど、でも楽しみのほうが勝ってる! 全力で楽しんで、練習の成果をだしきるぞ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る