第6話

ああ、朝だ。

雪菜は窓から差し込む光と共に起床した。 横には菜月と美桜が寝ている。


時計を見ると 7:00と表示された。


「ついに今日だ! 全力で頑張ってAクラスいくぞー!」


気合いを込めて、会場へ向かった。



雪菜 「わあ、すご…」


どうやら私たちMoonlightが、会場入りのトップバッターだったらしい。 会場には今回の参加者101人分の椅子が置かれてある。どこに座ってもいいらしいので、私は11位を選んだ。 11位はデビュー圏内では1番下の数字。


言い忘れていたけど、このDREAM ISLANDでは11人がデビューできる。 101人→60人→30人→20人→11人 と、どんどん減って(脱落して)ゆく。 絶対に生き残って11人になるんだ。 デビュー圏内の椅子はフカフカしていた。 今回以外にも、この椅子に座れたらいいんだけど。 いろんなことを考えていると、前の大画面に何かが表示された。なんだろう?


美桜 「なに、あれ?練習生評価?」


菜月 「練習生評価って…なに?知らないよ」


雪菜 「私も知らない、、」


すぐに順位が表示された。


小松 菜月 6位

若月 美桜 13位

月橋 雪菜 42位


雪菜 「…42位か、 菜月も美桜もすごいじゃん!」


42位って、、 まあ、半分よりは上なんだけど、 2人の順位が凄すぎて、比較にならない。


なんか、虚しいなぁ。 実力はまだまだだもん これからもっと頑張らないといけないな。 Aクラスなんて、42位なんかが行けないでしょ。

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