第4話
2ヶ月後…
結果から言うと、合格だった。
DREAM ISLANDに、 あの夢の舞台に立てることになった!
第2、第3審査では、どっちも自分のがんばりたいことをきちんと伝えて、練習したダンスや歌も失敗なく披露できた。
ああ、夢みたい。 それで、今日は何しに来ているかって? 最初のレベル分け評価の、同じグループの子と対面するんだ。
私は3人グループらしい。 いったいどんな子とグループになるのかな。 あー、緊張してきた。
ちなみにここは東京! 1人でここまで来た。 お母さんや妹は、笑顔で送り出してくれた。期待に応えなきゃ。頑張ろう!
いろいろと考えていると、ドアが開いた。
「はじめまして、月橋雪菜さんですよね? 私は若月美桜 (わかつき みお)です。 よろしくお願いします」
「は、はい!月橋雪菜です、よろしくおねがいします」
この人が同じグループの人なのかぁ、 それにしても可愛い子だな。美桜ちゃんとか名前まで可愛いじゃん!
そんなことを思っていると、もう1回ドアが開いた。
「小松 菜月(こまつ なつき)です! これからよろしくおねがいします!」
「よろしくおねがいします!」
これで、揃ったんだよね? 3人のグループメンバーが。
「えっと…何すればいいのかな?」
美桜が口を開いた。
それと同時に1人の女性が部屋へ入ってきた。
「こんにちは、皆さんお集まり頂きありがとうございます。 もうお分かりかもしれませんが、ここに居る3人でレベル分けテストのグループを組む事になります。これから3人には、グループ名、パフォーマンス曲を決めていただき、その後練習へと移ります。それでは早速、始めてください。」
そう言い残し、部屋から出ていった。
雪菜 「えっと…先にグループ名きめますか?」
菜月 「そうだね!てかタメ口で話そう〜! あ!名前聞いてなかったよ〜2人とも名前教えて!」
雪菜 「月橋雪菜です!よろしくね」
美桜 「若月美桜です!これから宜しくね!」
菜月「雪菜ちゃん美桜ちゃんよろしくね! てか気づいたけど、3人とも名前に月って入ってない…?!!キセキじゃん!」
本当だ。
〈月〉橋雪菜
若〈月〉美桜
小松菜〈月〉
雪菜 「すごいね!共通点だね」
美桜「じゃあ、それをベースにしてグループ名きめる?」
菜月「そーしよ! うーん…moon入れてみる?」
雪菜「そうだね、、、 じゃあ、Moonlightとか?単純だけど笑」
美桜「いいんじゃない?お洒落だし!」
菜月「私も賛成! じゃ、Moonlightに決定ー!!」
雪菜「じゃ、次は披露曲だね〜」
美桜「披露曲は事前にリストもらってるんだよね?この中から選んでねってやつ」
雪菜「そうそう!これだよ」
パフォーマンス曲リスト
・TWICE 「Candy Pop」
・NiziU「Step and a step」
・aespa「Next level」
・IVE「ELEVEN -Japanese ver-」
・NATURE「LINBO」
・SEVENTEEN「Fear」
菜月「いっぱいあるね… 韓国語の歌詞はあまりわからないからもし韓国語の歌になったら足引っ張っちゃうかも…」
雪菜「私もだよー、 個人的にはStep and a stepとかいいかなーって」
美桜「お!なんで?」
雪菜「普通にNiziU好きなのもあるし、メッセージ性があって好きな曲だから!」
菜月「私もステステ知ってるよ〜、 覚えやすいしいいかも?」
美桜「じゃあそれにする?」
雪菜「本当にいいの!?皆のしたい曲はない?」
菜月「私はステステでいいよ!おおまかには覚えてるから、踊りやすいと思うし」
美桜「私も、他の曲は難しいかなって思ってたし、歌詞もすきだから!いいよ」
雪菜「みんな本当にありがとう!!」
ということで、 グループ名は Moonlight 披露曲は NiziUの「Step and a step」 になった! これからの練習、大変だろうけど楽しみだなあ〜!頑張ろう!
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