第41話

嫌な汗が浮かんでくる。



ただの偶然だよね?



そんな、未来を予言している日記なんて……。




「あー、やっぱり図書室って涼しいー!」



「だよねー。ほかの人が来ないうちに課題やっちゃお!」




ギギギッとドアが開いて、図書室に女子生徒が何人か入ってきた。



私はお弁当を食べるスピードをあげる。



河北さんはすでにお弁当箱を片付け始めていた。




「ゆっくり食べてて大丈夫よ。私がやってるから」



「あ、うん……」




ガタッと立ち上がると、河北さんは準備室を出て行った。




『今日は図書室を利用する人が多い』




さっき、女子生徒が言っていたけれど、どこかのクラスが課題を出されたことによって、きっとほかの人も今からここに来るのだろう。

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