第40話
嫌な汗が浮かんでくる。
ただの偶然だよね?
そんな、未来を予言している日記なんて……。
「あー、やっぱり図書室って涼しいー!」
「だよねー。ほかの人が来ないうちに課題やっちゃお!」
ギギギッとドアが開いて、図書室に女子生徒が何人か入ってきた。
私はお弁当を食べるスピードをあげる。
河北さんはすでにお弁当箱を片付け始めていた。
「ゆっくり食べてて大丈夫よ。私がやってるから」
「あ、うん……」
ガタッと立ち上がると、河北さんは準備室を出て行った。
『今日は図書室を利用する人が多い』
さっき、女子生徒が言っていたけれど、どこかのクラスが課題を出されたことによって、きっとほかの人も今からここに来るのだろう。
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