第6話
たっかは凄く頭がいいんだ
どうして他の職業につかなかったのか不思議になるくらい
でも、この職種にも普通に収まることなく、色んな人に頼りにされている
例えば年々進化していく定置や底網の仕掛けの構造について、色んな網元から助言を求められたり、考察を一緒に練ったりしている
潜水士の資格も持ってるから、直接見て問題点を指摘したりね
仕掛けの網自体が、網元一つに付き、莫大な資金がかかるから、みんな失敗して借金を負わないために必死なんだ
そんな人たちに、長い間ここら辺の海図や海流、海洋生物に関する勉強を、鮫島おじちゃんに教えてもらっていたからアドバイスが的確みたいで、相談に乗るといつもいろんな人にありがとうって感謝されてるのを何度も見た事ある。
たまに、すごいご馳走や、A級ブランドの地元産和牛のお肉なんかも貰って、一緒に食べたりした
勤勉で皆に愛されていて、顔も綺麗で、スポーツも得意で文武両道
そんな彼を、世の中の女性がほっとく訳がない
でも、こういうところで働いているから、
たっか目当てで、綺麗なお姉さん方も来てるみたいだけど
――――見事にみんな撃沈。
まぁ・・・・・私も、その一人なんだけどね…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます