第48話
”ごめん、怒っちゃったかな?”
”お~い、ヒロ君?”
立て続けに入ってたメールを全部読み、俺は彼女の最寄り駅へと向かっていた。
今日は確か彼女も友達と呑んでいるはず。
いつも11時前には切り上げるって話していたから少し待つことにした。
「あれえ?ヒロ君?」
「こんばんは」
「うわ~、どうしたの?なんでここにいるの~?」
「あんなメールを送っといて、よくそんなことが言えますね」
「あ、ごめん。あれは、その、友達にちょっと、けしかけられて・・・」
事の真相を聞いてがっくりきそうだったけど、とりあえずゆっくりと話が出来そうな店に入ることにした。
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