第49話
ゆっくりゆっくり押し進めると、三浦さんのものが最後まで入ったのがわかった。
すでに先端が一番弱いところに触れている。
少し引くだけで絡んだ蜜がくちゅっと卑猥な音を立てる。
「三浦さんッ、気持ち良くて立ってれないかも…」
入れただけで敏感に反応するほど感度が上がって、体を支えている足ががくがく震えている。
「もう少し前に進んでテーブルに上半身預けると楽になるよ」
そう言われて、ついているだけだった手を前に出し胸から上をテーブルに預けたら支えが楽になった。
体が安定できた瞬間、待ってくれていた三浦さんの動きが始まり、ゆっくり出し入れされるそれが弱いところをじわじわ攻めていく。
「っあ…あ…うっん、んッ……!」
動きに合わせて私の声も激しくなっていく。
気持ち良さに腰が逃げたがるのにしっかり掴まれた腰が許してくれなくて、伸ばされて手が胸を掴み、私の弱い頂点まで同時に刺激を受けて、はしたなく繋がった部分から蜜を垂らす。
絡んだ蜜が行き場を失い私の太ももに流れていく。
「も、もう無理…っ無理!!…ああ、あっ!!」
「良いよ、イって」
そりかえる体を支えるように抱えた三浦さんによって蜜口のつぼみまで刺激を受け、私は最後の快楽の波にのまれた。
私の締めつけと同時に三浦さんが中に出したのが分かって、それを残さず吸収しようと蜜口が収縮を繰り返した。
支度を整えて、三浦さんに手を引かれて会議室を後にする。
由香の上着を上まで止めているので破かれている服を隠すことができているけど、下はスカートのみしか穿けてないから、中に入っている三浦さんのものが出て来ないか少し不安だった。
会社の外に出て、手を引く三浦さんについていくと近くのパーキングに止められた三浦さんの四駆のベンツを見つけた。
「先に乗ってて」
三浦さんに鍵を渡されて、私は先に助手席に乗らせてもらう。
支払いを済ませた三浦さんが戻ってきて、「一応、荷物が全部あるか確認してみて」とずっと持っててくれた私のバックを膝の上に置いた。
中を確認すると、なくなってるものはなかった。
シートベルトをすると三浦さんの車が入りだし、慣れた景色に三浦さんの家に帰っているのがわかった。
そこでぷつりと緊張の糸が切れた私は夢の中に入ってしまった。
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