第28話
居心地のいい今の関係を壊してまで前に進む勇気を持てないのに、時々自分の独占欲が顔を出す。
このまま今の関係に甘えていれば、傷ついたり離れたりせず、ずっと一緒に入れるのに…。
三浦さんが仕事でいない土曜日の夜、突然鳴ったスマホの通知にびっくりする。
誰からだろ…?
三浦さんは仕事中だから連絡が来る可能性はゼロに近いのに、三浦さんだったらいいなーと無意識に考えちゃうのは仕方ないよね。
好きなんだもん。
スマホの通知画面を見て、開こうとしていた指が思わず止まる。
なんでブロックしておかなかったんだろう。
連絡は……
‐――――琢磨さんだった。
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