カクテル 4
元王子の逃した姫
第27話
「はあ…っ、ソファーだと動きにくいな…」
私の片足は三浦さんの肩にかけられ、私の蜜口を満たした三浦さんはキスを求めて前かがみになる。
それに応えるように少し顔を上げると、より奥に三浦さんの欲望を感じて気持ち良さに私の腰が動いた。
「ああっ……」
「真穂の好きな体位する?」
意地悪な顔で笑う三浦さんに、「今は三浦さんの顔が見えるのが一番すき」と目を見て答えたら、一段と中に入っている三浦さんのものが大きくなった。
「まじで可愛すぎだから」
余裕なさげに吐き出した三浦さんは肩にかけられていない足を腕で持ち上げて、私の奥の奥へ刺激を与えて意識を揺さぶった。
空いてる左手で胸を揉んで主張するものも摘まんで私を追い込む。
「もう家なんだから、声聞かせて…」
近づく三浦さんの顔に抑えていた両手を離すと、優しいキスを何度もしてくれた。
三浦さんの唇が離れると、抑えるものがなくなった私の口からはしたない声が溢れる.
「あっああ…いや…あっま、まってぇ…!!」
目の前がちかちかして、もうすぐ絶頂を迎えることがわかって怖くなるのに、三浦さんは動きを止めてくれない。
左胸の主張を口に含んで甘咬みされると、私は泣き叫ぶようにイってしまった…。、
私の中がきゅーっと三浦さんを締めつけるのを感じて、三浦さんの動きも止まった。
虚ろな視界の中、初めて三浦さんのイク瞬間を見れた。
閉じられた目と少し歪んだ眉がとても綺麗な顔だった。
また奥がきゅんと疼いた気がする。
三浦さんは自分の後処理を簡単に済ませ、着ていた上着を私にかけてリビングから離れた。
すぐに戻ってきた三浦さんは濡らしたタオルを持っていて、温かいそれで、さっきまで三浦さんを受け入れた部分を優しく拭いてくれた。
明るいリビングでしたのは初めてで、足の付け根を濡らすぐらい感じていることに初めて気づいた。
くたっとした体は身動きとれず、三浦さんが拭いてくれるのをただ眺めていた。
「体大丈夫?」
「うん…疲れて寝落ちしそうだけど…」
「落ちてもいいよ。ベッドまで運ぶから」
「三浦さん優しすぎるよ…」
「真穂限定でね」
そんな嬉しいことをさらりと言っちゃうんだろう。
”お店のお客様と私への優しさは違いがある?”
なんて欲張った質問を言葉にしないように口を噤んだ。
「…いつもありがと、三浦さん」
「どういたしまして」
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