陽だまりの恋。
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第2話
今日もいい天気だなーと自転車でバイト先に向かう晴天を眺める。
ダイエットと気分転換を兼ねて、大好きな赤の自転車に、最近のお気に入りのパステルカラーのリュックを背負って、軽快に走る。
頬をなでる風が気持ちいい5月の休日。まだ梅雨入り前の春の
気温が残るほこほこな陽気。
こんな日が小さな幸せだなって感じる。
いつもの信号を右に曲がると、小さな洋風なお店がすぐ顔をのぞかす。花壇に、プランターにきれいに咲いた花たちが色鮮やかにきれいでかわいい。
顔も見た目もザ・イケメンの店長が、これぞギャップか!ってぐらいのこのかわいい外観のお店にお花の管理をしてるんです。
季節ごとの花を植えてるので、お店でお花の四季を見れるんです!
ちょっと奥まった従業員用の入り口付近に自転車を止めて、木のこれまたかわいい扉を(従業員扉だよ)押して中に入る。
ちりんちりん、扉の上についてる金色のかわいい鐘が音を鳴らす。
中に入ると、温かみのある木の模様のある大きなテーブル。この長方形の大きめのテーブルが、私たちスタッフの全員が使う憩いの場。
このテーブルの下に、貴重品を入れるロッカーの設置がされている。
このテーブルの上には、店長セレクトの毎日の花瓶のお花の近くで、先に来てたササが黒のリュックを枕に突っ伏して寝てる。
生活感のあるかわいいペンボックス、文具コーナーと反対のふりかけや、食事関連のテーブルの方には、パソコン持ち込みで課題をこなしてるヤマくん。
二人とも、土日のバイト出勤は、実は私よりも早い。
男は肉体労働、女は花!なんて冗談を話す店長は、早朝の野菜の仕入れ作業を、若造二人も一緒に行ってる。
その代わり、私は仕入れが終わった後はバトンタッチ!
野菜を切って下ごしらえなど、調理面の準備を店長とする。
開店までササは寝て、大和は課題やったり、ウォークマンを聞きながら読書をしてる。
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