その日の夜、恵里さんからラインでメッセージが届いた。

開いて中身を読んでみると明日のご飯へのお誘いで、二つ返事でお誘いを受けた。

恵里さんに返信をした後すぐに、店長にもラインで明日の食事に行けなくなったことを送った。

この辺りから、わたしの胸に小さなしこりが出来始めた。

自分が望んでいなくても、何重にも絡んだ恋の糸が蜘蛛のように私を捕まえたのかもしれない。

これから私は、恵里さんと店長の過去を知るようになる。

抜け出すなら、今だった。

今日はもう鳴ることのないスマホ、自然と悠真からの電話を待ってしまうのは未練なのかな。

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