第3話


 今日も、電車で彼女を眺める。呟いったーを開いて、横目で見つめる。彼女もまた、愛らしいお花のケースを付けたスマホを見ている。


<今日も可愛いなぁ。羨ましい。>


 直ぐにいいねがつく呟き。yukariさん。目の前の、この憧れの彼女がyukariさんだったら、と想像すると少しワクワクするような気恥ずかしいような気持ちにさえなる。


<@有未 よかったね!そういえばさ…良ければ今度オフ会してみない?>


 突然のオフ会の誘いに、私は驚きつつ二つ返事でリプを返す。


<@yukari yukariさんとオフ会?!是非したい!やろ!>


 二人とも乗り気で、直ぐDMにて日程を決めた。今週の日曜日の昼十二時。私は、その日を楽しみに今週を凌ぐことにした。

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