第16話

『みんな、そういうもんだよ。』


って言ってる、築島は、なんなんだよ?



真面目にノート取って、授業を聞いて。



俺に気を遣ったのかな?



それからは、なんだか真面目にノートを取っている、彼女に申し訳なくて………


というより、真面目に授業を受けている彼女から、また答えを教えてもらったりしたら



眠気に任せて寝てノートも写させてもらってたりしたら



あまりに図々しいと思ったので



それ以来、俺はできるだけ真面目に授業を受けることにした。









ほんと





できるだけ………






だけどね。




築島!すまない!





日頃の習慣は、そう簡単には無くせないんだ!



分かってくれ!




そんな思いが彼女に通じてるとは




とても思えないけど




できる範囲で



頑張ってみることにした。





俺、何頑張る気になってんだろう?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る