また…直球すぎる言葉を言ってしまった…

吉田さん、リアクションに困ってそうだ…

僕が話題を変えようかと違う話をしようとしたら

「声が聞きたかったのは…私も同じです」

と言ってくれた。

こんなにはっきりと意思表示してくれるなんて…

多分、僕と吉田さんが知り合い、僕が告白してからだって

初めてだ…

ちょっとは報われたのかな…

そう思った。

それから、少し間ができて…

「本当は、もっといろいろ話したいんですけど…」

「私もです…でも、どうしても気がかりなことがあって…」

気がかりなことって…何だろう…

あまりに気障なことをし過ぎて

女慣れしてるとか、遊んでるタイプとか

思われてしまったのだろうか…

僕は、平静を装いながら

落ち着いた声を出す。

「何でしょう？」

「明日のお昼なんですけど…」

お昼？

昼休みのこと？

まさか、あのキスの続きが気になるとか？

「明日のお昼ご飯はどうしますか？」

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