第55話

本当なら年上の私がリードすべき?


なんて思うけれど

でも、やっぱり私が年上だろうと

年下だろうとリードは常に

男子にしてもらいたいと思う。


今日は

残念ながら

雨が降る気配もなくて


この間よりも

距離は遠くて…


社長と同じくらいの年齢の女子とか

社長より年下の女子だったなら


酔っぱらったふりなんかして

腕を組んだりできるのかなとも思う…


いや、違う。


私に勇気がないだけ。

そして、プライドが邪魔をしているだけ。


本当なら

曖昧に誤魔化すんじゃなく


私も、もう少し一緒にいたいので


くらい言ってしまえばいいものを…


ダメだなー

私は。


長女というキャラクター上

素直に甘えるということが

全くできない。


相手が

どのくらい自分のことを

好きだろうと

きっと無理


可愛げのないタイプなんです。


愛されてるって自信

どうやったら

湧いてくるのか

知っている人がいたら

教えてほしいです。


恋愛指南書でも

読んだほうがいいんじゃないか

っていうくらい

私は、塩対応ばかりの女子なのです。



歴代の彼氏に

愛想尽かされるのも無理はないですね…


このままでいいの?


せっかく

こんな自分のことを

初対面から大事にしてくれる人なのに


そう

自分にはっぱをかけてみるものの


状況は変わらずなのでした…

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