第26話
社長にご馳走になったのが
金曜日で、
今日は初出勤の日でした。
月曜日。
一週間の始まりです。
土日の私はと言うと…
仕事が決まり
こまごまとした手続きやら用事やらに追われつつ
ふとした瞬間に
社長のことを思い出していました。
早めに出勤するべきなのか
それとも普通の時間に行くべきなのか…
早めに出勤して
イケメン社長をこっそり眺めたい気持ちは
あったのですが
先週の金曜日のことを
思い出すと、なんだか照れくさいと言うか…
私の仄かな恋心は
まだバレてはいないはず。
だけど、社長と近距離でいたら
私が、こんな風に意識しまくってるのが
バレてしまう…
10歳近く上の私が
年下の社長を意識してるなんて
社長本人が知ったら
嫌なんじゃないかな…
臆病風が吹いてそんなことを
考えていたら
ギリギリの時間になっていました。
「お弁当…作りたかったのに…
作り損ねちゃった…」
呟く言葉も空しく
時間だけが
どんどん過ぎていきます。
私は、仕方なく、家を出て
会社へと向かいました。
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