第12話

いくら会社の社長と言えど

今まで、私の身近なところに

こんなイケメンいたかな?


イケメンの定義って

人によって

違うと思うのですが


それでも、社長は

世間一般的なイケメンの部類に入ると

思います。


長身で、細身で…

あれ…これって私のタイプそのものじゃ…


色白で、少し茶色みがかった髪の色とか

一般人にしとくにはもったいないくらい…


モデルにでもなれるんじゃないかな…


そんな人と

並んで歩く道は

ちょっとドキドキしていました。


デートってわけでもないのに…


さりげなく、車道側を歩いてくれるあたりとかが

また好感度アップでした。


職場の社長じゃなければ

私からアプローチとかも

考えてたかもしれません。


でも、歴代の彼氏で

イケメンの人って

いなかったので

多分、アプローチしようとしても

どうアプローチすればいいのか

分からなかったと思いますが…


だいたい…

10個も年上の私を

恋愛対象としては

見てくれてないでしょう。


大丈夫かな、私…

こんな格好いい人と

二人で食事なんて…


まずい…

なんか、緊張してきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る