第35話

「私、ミーハーっぽく見えたかもしれないけれど、先輩のこと、ミーハーだけで見てたわけじゃないんです」


「そうなの?」


「なんていうか、他の人と違うオーラみたいのが見えてました」


「それは嬉しいな」


「そのオーラみたいなのに、私、ずっと惹かれてて、で・・・いつも先輩のこと見てました・・・でも、まさか好きなことが、ばれてたなんて思いもしなかったですけど」



「あれだけ熱い視線を送られたら、気づかない奴のほうがバカだろうな」


「私、そんなに熱い視線送ってました?」


「送ってたし・・・俺も、同じ気持ちだったから、分かったんじゃない?」


「同じ気持ちって?」


「バカ、これ以上、言わせんな」


そう云うと、先輩は、私の唇を塞ぎました。



二度目のキスは、先輩のお兄さんのいない、先輩の家で・・・・。



お兄さんがいないことを、いいことに、私と、先輩は、そのあと、数回にわたって

キスをしました。


数えきれないくらいに・・・・。

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