第40話
とっさに凪の胸に手を当ててしまう。
凪の体は生きていないように冷たかった。
「凪…?」
「おいおいかんな、大丈夫かよ?早くお昼食べに行こうぜ」
目を細めて私に笑いかける彼。
何度も見たその笑みはもう何年も見ることはなかったはずなのに。
ーどうして…。
突然目の前の凪がぐにゃりと揺れた。
ー何、コレ。
『かんな、大好きだよ』
『かんな、それ似合う』
『別れるスポット!?行きたくねー!』
ーこれは、昔のこと?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます