第40話

「ん…」


さっきとは違い、窓の方を見ると、オレンジ色の光が差し込む。


「もう夕方…」


「そうだよ」


「そっか…」


………。


「え?」


ガバッと布団から跳ね起きる。


「おはよ」


「な…え…」


わなわなと震える私の目の前には、


6時間目を受けているはずの玲唯がいた。

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