第36話

「最低だ…」


やろうとしていた行為が最低すぎて、自己嫌悪に陥る。


でも、悪いのは玲唯じゃない?


私の好きな人なんて聞こうとするから…。


「バカ玲唯…」


好きだよ。


好き。


お願いだから。


ー詩織ちゃんに告白しないでよー


本当はその言葉を伝えれば良かったのかもしれない。


終わりのない反省を繰り返していると、お母さんがお風呂だと呼んで来て、強制的に反省会は終わった。


夜、また続くことにはなったのだが。

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