第38話
それから彼女を探すことが始まった。
城に集まる女性たちに代わる代わるガラスの靴を履くように試した。
けれど、誰の足にも合わなかった。
「くそ…」
「王子様…探す範囲を広げますか?」
「あぁ。貴族の家まで出向いていこう」
馬を走らせて何軒も回る。
彼女に会えなくてイライラが募った。
そして、遠く、辺境の地にある貴族の家に着いた。
当主である人物が亡くなってから女所帯だと聞く。
トレメイン夫人が出てきた。
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