第16話
「しょ、翔太」
「お前どこ行くんだよ」
「お知り合いですか?」
翔太に駆け寄った私の前にずいっと天王寺くんが入ってきた。
「誰だお前」
「天王寺海斗です。以後お見知りおきを」
「…」
「…」
にこやかなイケメンと目がつりあがったイケメン。
なぜか睨み合っている。
なにしてんだこの人たち。
私たちはさらに目立っていた。
「お前…」
「すみません、私は莉音さんに用があるんです。そこ、通してもらえますか?」
「ご、ごめんね翔太…また後で話すから」
とりあえず痛い視線に耐えきれず、天王寺くんに素早くついていった。
ーあぁ、翔太になんて説明しよう…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます