第65話
「ここを右に曲がって……あっ、ここだ」
大きなドアの前に立ち深呼吸をした後、こんこんとノックをする。だが、部屋からはなんの反応も無い。
まだ寝てるのかな?
もう一度、先程よりも少し強く扉を叩いてみたが、やはり反応がないため仕方なく会いたい気持ちを抑え自分の部屋へと引き返す。
そういえば顔も洗ってないし歯磨きもまだだった!!
先に身支度を整えてからリビングに行ってみよう。
部屋に着き洗面所へと向かうと、まず歯ブラシを探し始める。
新しい歯ブラシあるかな?
「……これかな?あ、あった!!良かった……うわぁ、洗顔もある!!」
ゴソゴソと漁っていると、歯ブラシの他にも必要な物一式が揃っており、改めてこの家の凄さに思わず感嘆の声をもらす。
「お借りします……」
遠慮がちに呟きシャカシャカと音をたて歯を磨いていると、窓から射し込む日の光が目についた……。
昨夜の雨とは打って変わって、とてもいい天気だった。
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