第60話

「気に入った?」


「はい!!こんな素敵なお部屋、私には勿体無いくらいです!!ありがとうございます!!」


「それなら良かった。布団類は確かクローゼットの中に……」






雅久さんは大きなクローゼットの方へ向かうと大きくてふわふわした布団や枕を持ってきてくれた。


どれも質が良くて肌触りが気持ちいい。






「ふわふわ~!!」


「ふっ……ほら、敷くよ」


「あ、はい!!ごめんなさい、手伝わせてしまって!!」






1人にしては大きすぎるベットにふかふかな布団を二人で丁寧に敷いていく。


敷き終えると、これから毎日この天国のようなベットで寝れるのかと思うとワクワクが止まらなかった。






「寝心地、どんなもんか確かめたら?」


「え?」


「ほら、寝てみな」


「わ、わかりました。失礼します」






確かに、早くこのふかふかに包まれたくてウズウズはしていたけれど……なんだか恥ずかしくて緊張してしまう。

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