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「今良い?」


母親の部屋をノックする事、事態久しぶりな気がする。


「はいはい、いいわよ」


「あのさ…」


「ここで良いの?下行く?」


隣の部屋はアイツが使っているからだろう、アイツの部屋側の壁を見ながら言うので


「いや、何か飲みながらがいい」


俺がそう言ったので結果リビングで話すことになった。


「で、何あらたまって」


圭子さんはお風呂上がりだったのもあるのか、缶ビールを開けながらソファーに座った。

俺は炭酸飲料。


「あぁ、ほらこの間来た話…」


「受けたら良いじゃない!」


「えっ?いや、でもさ…」


「何も私の所じゃなくても良いのよ、世間を知るのも良い機会よ、欲を言えば最後は戻ってきてほしいけれどね」


「本当に良いの?」


「あら、そんなに甘い世界じゃないのよ、やれるところまでやってみても良いとは思うわよ、まだまだ若いんだし、好きなことしなさい」

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