118
父が杉本家を訪れたのは夜。
圭子さんと、杉本と二人を前に父は頭を下げた。
年明け1月末まで海外での仕事になってしまった父だが、あくまでも期間はそれ以上延びる事もざらにあるとの事。
それを踏まえた上で、父が戻ってくるまでは、杉本家でお世話になる事となった。
ただで、お世話になるわけにはいかないので、しっかりとお支払する事になったのだが、圭子さんは頂くつもりはないと、私に返してきそうだった。
最後には、渋々納得していただき、父の気持ちも楽になった様だ。
海外での仕事も急に決まった事で、これまた、三日後には行ってしまうのである。
夕食の時間にかかったので、出前をとることになり、四人での食事となってしまった。
父は車で来ているので、お酒抜きでの食事にすこし、もの足りなさそうではあったが、しばらく一緒に食事は出来そうもないので、いつも以上にうるさいのは勘弁です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます